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May 10, 2005

朗読劇「電車男」 後編

20050509

前編に続いて後編も見てきました。今度は東京国際フォーラム。前回推理したサイド(?)ストーリーは入場時に配られたチラシの「前編のあらすじ」に全部書いてありました(^_^;

お芝居自体は、ますます「朗読劇」という言葉が似合わない感じで、朴さん(電車男)はほとんど PC の前にいませんでした(^_^; エルメス(井上喜久子)は「(爆撃が)上から来るぞ」の言葉通り宙から登場するわ、パパさん(堀内賢雄)は悲しみのあまり飛び降り自殺しようとするわ、自転車男(高橋広樹)は自転車で舞台上を走り回るわ...こう思い出してみると横山智佐はあまり動き回らなかったかな(^_^; 背後は弦楽団(+ピアノ)の生演奏にスクリーンが 2つ。まあとにかく台詞はスレの内容を早口でまくし立てて「朗読」っぽいけど映像として観るとふつうの「お芝居」ですね(^_^; まあ前回も書いたけど「読み合わせ」みたいな本当の朗読をされてもせっかくの広い劇場がもったいないしつまらなかったろうから、これのほうがよっぽどよかったのですが。

内容はもちろん「電車男」なわけで、今回は後編。「エルメス宅へ行った日」の話と最後の「パソコン購入 → 夜の公園で告白 → ハッピーエンド」の話を中心に、スレの盛り上がりっぷりや電車男のドキドキ感をみっちりこってりと描いたわけで。台詞自体もイイんだけれど朴さんら役者さん方の演技や舞台演出などけっこう引き込まれる感じで、告白のシーンは広い会場全体が水を打ったようにシーンとなって 1,000人の観客も固唾を呑んで見守ってましたね。私も 3階席から身を乗り出して観てました(^_^; いやしかし改めてああいう形で再現されると、電車男の文章力は並々ならないモノがあるなと思いましたよ。盛り上げ方、じらし方がうまい、うますぎる。「電車男は創作話」説も頷けますよ。

と褒めておいてちょっと気になった点をいくつか。

最後の「キター」とか「おめー」の祝福の乱舞はスクリーンにいろいろな人の映像(それぞれ「キター」とか「おめでとう」とか言ってる)を映して表現していたのですが、どうも新潮社だかBSQRだかの「身内のシロウト」を使ったっぽくて棒読み全開、カンペ上等、なんです。もうちょっと巧い人(劇団の研修生とか)にやってもらうとかできなかったのでしょうかね。もしくは客席を巻き込むとか。なんか一番盛り上がるところでちょっと外しちゃった感じ。

子供たち。パパさんが後追い自殺を思いとどまったり、エルメスの優しさの表現相手として子供が出るのはまあわからなくもないからイイとして、集団で出す意味がちょっと不明。祝福シーンの天使の代用なのかもしれないけど、ちょっと動きが固く(一回勝負だからかもしれないけど)、天使っぽくなくてただ舞台でウロチョロ(もしくは硬直)してただけなので、ちょっと意味不明。

芝居内容とは関係ないけど会場の人捌き。客の入場がスムースに行かなくて開演が 20分押しました。1,000人来ることがわかっているのだから開場時間を早めるとか、人の流れを想定して列が交差しないように並ばせるとか、パンフレットはかなりの数が売れるんだから人気がない役者本人グッズよりも人数を割いて売るとか、いろいろと工夫はできたはずだし、当日の現場の判断で最適化もできたはず。ぜんぜんダメダメ。よく事故が起きなかったものだと思いましたよ。

まあ、芝居自体の出来に免じて不手際は今回は大目に見るけど。

さてこの「朗読劇」が一応「成功」で「出来もイイ」ものだっただけに、映画版はどう表現するのか、出来・評価はどうなるか今から気になってきましたよ。

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